Column

カテゴリー : 2009年コラム

2009.12.28

 あっという間の1年でした。acaaは今日で仕事納めです。皆様良いお年をお迎え下さい。そしてあけましておめでとうございます。2010年もどうぞ宜しくお願いいたします。  漠然と1年を振り返ると月日の流れるのがとても早く感じられます。でも一つ一つの仕事を見つめ直すととても長く、楽しいことや苦しいことがあったことも分かってきます。特に一緒に行動しているスタッフにとっては、毎日が大変でとても長く感じら...

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2009.10.13

 季刊誌の取材のため、数ヶ月ぶりに岐阜のRSH:3に訪問してきました。今回は中原大久保坂口編集室の坂口さんと昨年まで新建築住宅特集の編集長であった豊田さんに来て頂き、竣工後もうすぐ4年経つ住宅をみていただきました。いつも思うのですが、取材を受ける住宅の施主には毎度ご迷惑をかけてばかりで本当に申し訳ありません。にもかかわらず、RSH:3のクライアントは訪問するたびに明るく大きな声で大歓迎して頂き、つ...

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2009.08.11

ここ数年で建築をとりまくいろんなことに変化が起こった。意味のある変化とそうでもない変化とあって、我々はただそれに翻弄されている。だからこれをチャンスにして物事をきちんと考え直す必要があるのかもしれない。資格制度もいろんな変化がはじまりつつある。そもそも資格は必要なのか、といった様なへんてこな発想が生まれるほどに、僕は資格を単なる資格としか考えてこなかった。実態の伴わない単なる飾り。アトリエ事務所で...

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2009.07.03

車に乗っていてちょっと古い渡辺香津美(ジャズギタリスト)のCDを聴きながらふと思ったことがある。このメロディーはどこから来たのだろう。例えば歌詞があれば、もしかしたら歌詞が直接的に意味を持ってそこからある種の映像やメロディーに似たイマジネーションが広がっていくチャンスがある。けれど、今聴いているのは単なるメロディーでしかなく、そのもの自体は何の意味も説明も持たない。例えば、ジャズやフュージョンとい...

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2009.03.24

先日、建築家室伏次郎さんの大学退官に伴う最終講義を拝聴するため、神奈川大学へ行ってきた。彼の創作してきた建築の解説と同時に、彼がしゃべった言葉の中で特に印象に残った言葉がある。「私は学者ではありませんから」この言葉の意味をどのくらいの学生が深く、そして重く受け止めているだろう。世間は物事に対する説明責任と責任回避に走り回り、いつも後ろを向いて走っている。学者ははたして前を向いているだろうか。仮説を...

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2009.02.19

 普段あまりニュースは見たり聞いたりしない方だが、先日たまたま朝のFM放送を聴いていたら「発展途上国」という言葉が耳に飛び込んできて、自分でも不思議なくらいに、その言葉が気になった。あれっと思ったけど、使用禁止にはなっていなくて、使用されなくなったのは「後進国」だったから一安心、というか、ダメな言葉をNHKが使う訳ない。あたりまえか、などとぶつぶつ考えるのは勝手として、そのくらい、私は普段ニュース...

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