Column

カテゴリー : 2012年コラム

2012.12.27

スタッフと、まだまだ年を越している場合ではないな、と話をしているあいだに本当に年の瀬となってしまいました。今年もコラムを随分さぼったことだけが印象に残ります。忙しければ忙しいほど月日の経つのは早いのでしょうか。それならばそれはそれで善としなければなりません。しかし1年前のスケジュール表を遡れば、どういう訳だか随分昔のことの様にも感じられます。やはり時間の流れが常に一定だというのは人の勝手な解釈であ...

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2012.10.30

世界ふれあい街歩き、という映像が好きです。1年以上前だったと思いますがNHK?でたまたま視て、その後出張先でよく行くパスタ屋さんでも映像が流れていました。調べてみるとDVDの販売もしているみたいです。その映像は、人の目線で(高さで)カメラを回しながらひたすら海外の集落だったり街だったりを徘徊するだけのものです。こちら側から話かける音声は一切録音されてなく、道端にいる人や庭先、窓辺に居るひとがこちら...

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2012.08.11

少し前のことになるが、毎度の出張で新幹線に乗っているとたまたま、団体客と同じ車両に乗り合わせてしまった様で、東京駅を出発してしばらくすると朝の7時台だというのに早速、私とスタッフの周囲で宴会が始まった。見たところ、まずはビール。そして30分もすれば今度はお酒。まさに、居酒屋状態でお酒とつまみを配って廻るおじさん達がウロウロ。うるさいのと臭いのと正直朝からうんざりしていたら仙台を過ぎた辺りから今度は...

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2012.06.09

私の家にもうすぐ40才を迎える車がいる。古い車はいろいろと気遣いしないといけないところがあって、面倒だから普通はだれも乗りたいとは思わない。人も歳をとるに従ってあちこち面倒なことが起きるけど、症状に自覚があるから病院に行き時間さえあればさっさと直してしまう。とても重要なことだが人は細胞というシステム(系)の集積で出来ており、車はシステムとは本来言えないだろう。細胞の最も分かり安い特徴は自己複製とい...

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2012.05.01

2012 . 5 . 1 現場で解体工事を監理しながら解体することと新築について考えていた。どんなに古くて薄汚れていたとしても、いつかは誰かが計画的に秩序立って構築したはずのものを、今こうして壊しているには様々な理由がある訳で、その多くは物的理由によるものではなくて人の意識の作り出した「意味」の転倒による理由であろう。だから物の集積としての建築を素朴に考えてみるとまだまだ使える場合が多い。と...

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2012.04.04

定期購読している数少ない雑誌が登山の特集をしていて、それにまつわる文章が多く掲載されていた。山に憧れて生涯を山にかけた冒険家は多くいるし、しかしその人達はもしかしたら北極点を目指す冒険でもよかったのかもしれず、冒険というのはその人の人生そのものであって、理由無き本能の様なものだろうかと思いながら読んだ。一方で今に始まったことではないが、週末の登山ブームはそれとはちょっと違ったムードを醸し出している...

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2012.01.23

昨年末の頃だったか、岐阜の施主と昼食をご一緒しているとき、携帯電話と一体化したカメラのことが少しだけ話題になった。もちろんカメラに限らず、様々な機能が携帯電話と一体化する傾向にあるわけだが。これは機械好きな私にとってはとても悲しいことで、本当は全てを別々に持ちたい(笑)。ならば電話とカメラと計算機とウォークマンとラジオとボイスレコーダとワープロを常時持ち歩けばいいではないか、と言われそうだが、今と...

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